何があったか、は関係ない

GW入りましたけど…さて、どうでした?新学期。


クラス替えとか、新入学とか、

学校が苦手な子ばかりでなく、学校大好きな子たちにとっても

緊張感の続く1ヶ月ではなかったでしょうか。

それをじーっと見守るお母様方にとっても

なんともシンドイ時期だったのでは。



なんだか元気ない様子で帰ってくる

つまらなそうに日々を過ごしている

そこに気づくと聞いてみたくなります。

「どうしたの?何があったの?」

たいがいは

「別に」とか「何も…」なのでしょうけれど

まあ、その場の雰囲気次第で話し始めてくれたとしましょう。

こうなって、それで、これこれこうで、こんなふうで…と。


時間をかけて聞き出した内容って

「なあんだ、そんなこと!?」

ってことがほとんどじゃないかと思います。

友達とちょっとした感情のぶつかり合いになったとか

先生からきついこと言われたとか

ゲームが上手くいかなかったとか…


で、言っちゃうんですよね。

「それは良くあること。しばらくほっとけばいいわよ。でもまあ、謝ってみたら?」

「先生はこういう事情があったんじゃない?ママからもお話しとこうか」

「ゲームねえ、まあ、何事も経験値を重ねる必要があるってことよ」


まちがってません。

その問題にはこういう見方や、こんな解決策があるっていうことを提供してあげています。

なんとかそこから救い出してあげたい、そんな気持ちからです。


でも

そのまえにやることがある。

「感情」をいったんちゃんと受け止めてあげないといけないんです。

ママにとっては「よくある子ども同士のいさかいで、今後この子も何度か直面していくうちに平気になって行くような出来事」かもしれないけれど

本人にとっては「あの子とこんなぶつかり方をしたのは初めてだという不安感」「何だか釈然としないどうにもおさまらない怒り」といったものに途方にくれているのです。

なので、

この、大きくて深くてどうしようもない感情をどうにかしてくれ!という思いをまず受止めなくてはいけない。

「良くあることだから」とか「こういうふうに謝ってみたら」などという客観的な分析や対応策はそのあとです。



コップ一杯の水が突然降りかかったとします。

甲羅が乾燥しかけた亀と

防水機能がついていないスマホと

暑がりの若者と

服装や持ち物に神経質な女子と

それぞれに

「今の状況は100㎖の水がかかったということです。

その水分を除去するにはタオル等で拭いてしばらく乾燥させることです」

と説明しているみたいなもので、

親切だし正しいけれど、その時の誰にも適切でない対応です。

誰もがなんとなく不満…。わかってくれてない感ばかりが残るはず。




クライアントに共感する、というのは

カウンセリングを学ぶと真っ先に出てくる重要な技術でもあり、

結局、それが総てといっても過言ではないほどのものですけれど…

「親」という立場の者が

この身に換えてでも守ってやりたい「自分の子ども」の話を聴く時には

皮肉にもいちばんやりづらい作業のような気がします。

早く助けたいから

何か対策を授けてあげたいですものね。



実は自分の反省を込めて書きました。

息子に言われたことがあります。

「実際に何が起きたかじゃない、オレがどのくらい辛かったかを聞いほしいんだ」


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不登校生ママのお話聴きます うさぎの耳

どうやら,我が子は学校に行きたくないらしい と分かった時、 親は、この子にどうしてあげたらいいのだろうと必死で考え、支えようとします。 お気持ち、わかります。 お母さん、お父さん、自分のつらさは語ってはいけないのだと思っていませんか? 小さな声を聞き逃したくない「うさぎの耳」です。

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