校門と傘と土の匂いと…

関東も梅雨入り、しちゃいましたね。


この季節、なんだかちょっと気が滅入ってしまうのは
梅雨時独特の雨の匂いや音が
私に数年前のあるシーンを思い出させるからなのだと思います。
(けっして誕生日が近いからっていうわけではなくてw;;)



とにかくこの子を登校させなければ、
遅刻でも良い、保健室登校でも良い、
とにかく門をくぐって、教室に座らせて
友人や先生方の輪の中に入らせなければいけない、
そんな頑なな思いから
毎日毎日必死で息子を連れ出し
学校に送っていっていました。


でも
彼は門の前でいつも足を止めます。


「行くけど、入るけど、…でも、ちょっと待って。」


雨の中
二人で傘を差して
校門の向こうのクリーム色の校舎を眺めながら
植え込みでただ立ち尽くしていました。


ぱらぱらと傘をたたく雨粒の音と
湿った土と草の匂いが
数年経った今でもやはりあの時の思いをよみがえらせます。



どれほど長いこと立ち尽くしていても
どんなことばをかけても
息子が本当に望んでその門をくぐることはなく
困っている親の気持ちを汲んで
あるいは
気づいた先生がお迎えに出てきて下さって
しかたなく入って行くにすぎませんでした。
そして
校門の外で息子を見送る私はそれまで以上に

惨めで虚しい気持ちになったものでした。


学校は行った方が良いです。
たぶん。
でもね、
そんなに必死になって行かなくちゃいけない(行かせなくちゃいけない)ところじゃないです。
いま、何がしんどいですか?
そんなお話を聞けたら良いなと思っています。


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どうやら,我が子は学校に行きたくないらしい と分かった時、 親は、この子にどうしてあげたらいいのだろうと必死で考え、支えようとします。 お気持ち、わかります。 お母さん、お父さん、自分のつらさは語ってはいけないのだと思っていませんか? 小さな声を聞き逃したくない「うさぎの耳」です。

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