垣根を越える世話焼きオバサン

困った、という時…問題の原因を追求して、それを取り除き適切な措置をするというのが一般的な解決の方法なのですよね。

でも、「不登校」な話って、ものすごーく複合的で、原因がひとつなんてことはあり得ず;;(いじめ、友人関係、発達障害、学習のこと、学校の対応、親の対応、兄弟との関係…)

「相談」→「対処」→「解決」という一直線ができづらいです。


そもそも、「相談」ということひとつにしても…

これはある人の例なんですが…
「いじめがあるようで学校に行けない」と担任に相談してみると、「クラスの友人関係の調整はやってみるが、学校カウンセラーとも会ってみたらどうか。みたところ、どうも発達障害があるかもしれないですよ」という話になって、それについては保健室の先生が詳しいのでそちらへもという。養護教諭はやはり精神科のきちんとした診断と管理を受けた方がよろしかろうと提案する。精神科での臨床心理士によるカウンセリングを受けはじめたが、話の中で進路や勉強の方法についての悩みになると、それは塾の先生に相談してみようかとなって…。たらい回しということではなくて、それぞれがそれぞれの分野で関わってくれているのだけど、そこを繋げるものがない。結局、何人ものプロフェッショナルが関わっているのに、事態は少しも進まない。


それぞれが専門性を持つプロフェッショナルであるがゆえに、他の領域には踏み込まないのです。

それに「学校」とか「病院」とか「公的機関」とか、所属する機関がそれぞれなので、情報の行き来をする習慣がありません。
学校の先生が自主的に病院のカウンセラーと会って状況を共有してくれたり、傾聴を基本とする臨床心理士が勉強方法や進路についてアドバイスをしてくれたり、といったことはほとんどないことです。


なので、それはみな、親の役目となります。こちらではこう言われました、あのセンセイはこういうお考えのようです、と各センセイ方に伝え、それであなたはどうしたいの?と子どもに尋ね…あちこちで同じ話を繰り返すことになる子どもは、つらさを上書きされてどうして行こうかなどと考える余裕さえなくなっています。


「うさぎの耳」でやりたいのはこういうときの「おせっかいオバサン」の役です。
お母さんの話を聴く。家族のいろいろな事情や考え方、子どもにどうなって欲しいのか。
子どもの話も聴く。家族に対してどう思っているのか、どんなふうな大人になりたいと思っているのか。
できれば、他のご家族のお話も聴く。学校に行きたくないという兄弟についてどう思うのか。

じっくり聞く。


そしてその上で、学校の先生がどうにか力になってもらえる状況なのか、医療の力が必要なのか、フリースクールなのか、ホームティーチングなのか、だれか別の力が借りられないか、…etc. 一緒に考えて、必要ならばプロフェッショナルの力も借りましょう。この子の居場所はどんなところがいいのかもみつけましょう。

おせっかいオバサンは、どこにも所属していないので、学校でも、病院でも、オヤクショでも、垣根なくぴょいと飛び越えてまいります。いっしょに作戦立てて、遂行します♪



一人でがんばらなくてイイんです。

助けてくれる人や機関がいっぱいありますよ。

世話焼きたくてしかたないおばちゃんも♪




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不登校生ママのお話聴きます うさぎの耳

どうやら,我が子は学校に行きたくないらしい と分かった時、 親は、この子にどうしてあげたらいいのだろうと必死で考え、支えようとします。 お気持ち、わかります。 お母さん、お父さん、自分のつらさは語ってはいけないのだと思っていませんか? 小さな声を聞き逃したくない「うさぎの耳」です。

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