フリースクールに行く? 2


あるお母さんの体験です。


不登校状態が続いていて…いろいろ悩んだ結果、フリースクールに行くことを決意しました。
様々な形態のフリースクールを見て、本人が体験もして、ここならいいかな、というところがなんとか見つかりました。
センセイも、仲間も、良い感じ♪ この子のことを理解してくれるようです。これならきっと大丈夫。新しい何かをきっと見つけられる…

でもね、どうにも乱れがちだった生活時間がなかなか修復できなくて、遅刻しがちで。やはり友人関係もあまりつくれず。家での気ままな生活に慣れてしまって、今日はイイや、行かない、って言うようになり。


結局、恒例の電話は変わりません。
「申しわけありません。今日もお休みさせていただきます。」
母のため息も続きます。お金も手間もかけて探したのに…なぜ???
不登「校」生が、不登「フリースクール」生(無理やりなネーミングだけど;;)になっただけです。

地区によって割り当てられているわけでもなく、学力での選択が行われているのでもなく、ただ「学校に行きたくないという意志を持った子」という点だけがフリースクールに集まる若者の条件です。


学校教育での十把一絡げな対応でつらい思いをした子たちのための場所であることは、フリースクール側は充分わかっていますし、親としてもそうした配慮や対応をしてもらえることを期待しての選択なのですが、その子に応じたオーダーメイドの教育を用意するには、民間のフリースクールには施設的にも人的にも難しいというのが今の現実です。


どうしたらいいんだろう?フリースクールにも行けない?このままこの子はどうなるの。
環境が変わって新しい生活を始められる子も居るのに、ここでもダメとは。
どうしてなんだろう?この子の何がいけないんだろう?何が間違ってるんだろう?
ため息は続きます。



学校の先生は学校内での問題や環境についての考えを、病院の臨床心理士さんは病状や障害からの生活アドバイスを、学習中心のフリースクールでは進路や勉強方法についてのアイディアを述べてくれるはずですが、これを統合して、「この子」に合った形に整えるのは、結局やはり親の仕事のようです(行政がやってくれたら良いのですが、オーダーメイドというのは一番苦手科目とおもわれます)。


「この子」のためのジェネラルマネージャー業には、情報収集し、取捨選択し、調整し、なにより本人の適性や意欲を確認して…といった作業が必要になります。

ほんとうに大変です;;;
分野や立場を超えたところでの情報収集、体験談の共有。また、なによりも親御さんのメンタルを整えることが重要と考えています。

お手伝いします。
どうか、声を上げることを恐れないで下さい。




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不登校生ママのお話聴きます うさぎの耳

どうやら,我が子は学校に行きたくないらしい と分かった時、 親は、この子にどうしてあげたらいいのだろうと必死で考え、支えようとします。 お気持ち、わかります。 お母さん、お父さん、自分のつらさは語ってはいけないのだと思っていませんか? 小さな声を聞き逃したくない「うさぎの耳」です。

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