「1日10時間はゲームする」ことを約束する

学校に行ってる子、そうでない子両方のママさんたちが共通で悩んでいるのは

「何時間もゲームばかりしている」「携帯から目を離さない」ということかもしれません。


時間制限をしたところで、自身で管理するのはなかなか難しいです。だって楽しいんだもの。

(私もけっこうなゲーマーなので;;;気持ちはとても分かります)

で、ママはキレて電源を抜くとか、壊してしまうとか、窓から捨てたとか…このあたりすべて実例を聞いていますが、それで解決したというケースはあまりないように思います。よほど小さな子でない限り、どうにかして新しいゲームを手に入れることを考えますし、携帯電話がここまで身近になるとこれを持たずに生活することはもはや困難です。


話を少し変えます。

楽しいと思って始めたことが、たまらなく苦痛なものになっていくことありませんか。

例えば…憧れていたダンスの教室に通い始めた。最初の頃は手取り足取り教えてもらえて、下手なりにも楽しくてしかたなかった。いつの間にか、自分より新しい入門者などに少しアドバイスなどができるようにもなってきた。その一方で課題はより難しいものになり、ますますの努力とグループのリーダーとしての役割も果たさなくてはと思う…何だかあんまり面白くない。むしろつらくてしかたがない。


義務とか役割といった意識が、「面白くて楽しい」物事を「つまらない」「つらい」「(強制されてやっているもので)自分の本意ではない」という色に染めて行きます。責任感のある人ほど、自分の力が強く頼もしくなるほど、立場が上がるほど、つまらなくなってきてしまうのです。

それをどうやって解除するのかは…別に書くとしてw

これ、逆に使えるんです。




話をゲームに戻します。

ゲームは一日2時間までねと約束できても、それが守られているかどうかを毎回チェックし、やれ30分はみ出しただの、いや、やっている時間の半分は弟が使っていたのだからまだ1時間はやれるはずだの…そんなやり取りが毎日繰り返されます。母の面倒くささとイライラはあまり変わりません。


で、どうせ面倒くさいならこう言ってみたらいかがでしょう。

「約束しましょう。ゲームは一日10時間。最低でも8時間はやってもらいます。そして毎日必ず、ゲームの進展について目標を立てること、そして進み具合を報告すること。」

お子さんは大喜びで始めるでしょう♡ 帰宅してすぐゲーム機を手にして、ご飯の時間以外は夜中まで。しばらくママは、なんてことしちゃったんだと、苦渋の思いをすることでしょうが、ちゃんと聞いて記録に残します。「今日はレベル16の××ダンジョンを終了しました。明日はレベル21の○○の城の攻略までやります」

ゲーム以外他のことはやりません。お手伝いも宿題も。どうしても宿題をやっておきたいと心配なら(本人が心配するのなら、です)時間を調整してなんとかこなすしかありません。部活で帰りが遅くなるなら、朝早起きしてやるようにするのも良いかもしれません。とにかく、「本日の実施時間は6.5時間。目標達成ならず。宿題作業による中断のため。明日はレベル32△館の攻略」という具合にちゃんと書きます。

ゲームの最中も、ちゃんとやっているかをママはときどきチェックします。マンガを読んでいたり、テレビ番組を見ていたりするのはダメです。だって約束は「ゲーム10時間」ですからね。


ほどなく、あんなに楽しくてやめられなかった「ゲーム」が、つまらなくなってくるはずです。ゲームをすることが義務・役割になるからです。なんか面倒だなあ、という気がしてきたところに、ママは容赦なく言います。「今日のゲーム時間はどのくらいやったの?目標はクリアできたの??ちゃんと記録しなさい」


心配しなくてもそう長くはつづかないはずです、この生活。余暇でやるから楽しいのだと、たいていの子は気づきます。そして言い出すはずです。「何かほかのことやりたい」


これはゲームを「義務」にしてしまったからです。ダンジョンは抜けなければならない面倒な難関だし、休みなく降ってくるブロックや銃弾の攻撃が自分を追い立てます。これらの課題ををクリアしていくことが楽しめるのはゲームを「余興」にしている間だけです。「義務」「やらなければならないこと」「強制」「進行状況を見張られている」「達成目標」そんな色がついてくるとたちまち魅力を失います。


ちょっとめんどうな気もしますが、ゲーム機壊して家庭争議を巻き起こすよりはずっとオススメしたいやりかたです。



いや、うちの子はゲームに飽きもせず苦痛にも感じず、ずっーとやってるんだけど…とおっしゃるママさん。良かったですね。そこに彼の才能・適性がみつかったということです。問題を見つけ解決していく力、ずっと座りつづけて注意力を持続しつづける力、与えられたゲーム時間を捻出するために他の雑用を調整する計画性と実施力…すごくないですか!?

学校に行って、言われた通りに物事をこなして、ということは苦手かもしれない真の能力を必要とする世界があるはずです。探すお手伝いをしてあげればいいことです。


ゲームはちっとも悪いものではありません。

それをどう捉えて,どう扱うか。ただそれだけ。




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不登校生ママのお話聴きます うさぎの耳

どうやら,我が子は学校に行きたくないらしい と分かった時、 親は、この子にどうしてあげたらいいのだろうと必死で考え、支えようとします。 お気持ち、わかります。 お母さん、お父さん、自分のつらさは語ってはいけないのだと思っていませんか? 小さな声を聞き逃したくない「うさぎの耳」です。

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