フリースクールのフリーじゃないところ

どうやらコイツは学校に行かないらしい、だけどこのままではよろしくない。友人関係をつくったり、勉強したりする場をあたえてやらねばと、フリースクール探しというのを始めました。

区の教育センターに相談したけど、こんな本があります、ってガイド本を渡されただけだったことの愚痴話はまたいずれ、にして。

大中小、形も諸々、全国にいろいろあります。



フリースクールの「フリー」というのは、日本の学校の特徴でもある「保護のための拘束」のない「自由」という意味かと思います(無料、っていう意味だったらどんなに良いだろうって思いますけどね。いろいろ行ったのでけっこうお金使いましたTT;;)。 

「自由」であるために必要な「自分一人で立つ」ことを教えてくれる場所であってほしい、というのは理想に過ぎないでしょうか。

お伝えしたいのは大きく分けると、

□ゴールを「学校に戻れるように」っていうのに定めているところ  と

□「無理して学校なんて行かなくて良い!」っていう価値観で動いているところ

にわかれるってことです。

前者の代表ともいえる公の機関では、学校の補助施設的なところが多く、所属学校の出席として数えてくれることもあります。

スタッフも元教員という方々がほとんどなので、当然、学校に行く状態が正しいという観点はゆるがない。

だから、ココロや体の状態が落ち着いたら、「いつでも学校に戻れるようにする」指導が行われます。

一方、民間のフリースクールでは主催者によって状況は変わります。

時間割をきめて教科の勉強を中心にしたスクール、遊びも作業も勉強も自由に時間を過ごさせるところ、農業や運動や作業体験を通して勉強以外の才能や興味に目を向ける体験重視、それぞれの併設型…いろいろな形があります。

こちらの目的は必ずしも「学校に戻る」ということではなく、学校生活からとにかく「避難」させることだったり、進学のための勉強に特化していたり、単純に居場所づくりだったりとさまざまになります。




ただ、実際に息子を通わせたり、見学に行ったりして、ちょっとキモチ悪く感じたことがありました。

少数派であるゆえにか、フリースクールの中に「日本の学校教育は間違っている!」という非難めいた視線や「学校教育を拒否した私達こそすばらしい!!」といわんばかりの自己賛美の声をあげる徒党の精神が見受けられることでした。

学校という集団が苦手だった私たち親子は、こちらの集団にもどうにも上手くなじめませんでした;;主義主張を声高に叫ぶことなく、淡々とその子にあった教育を受けさせてくれるところはないもんかしら…と思ったもんです。

親も子もちゃんとした「個」でいることが「フリー」ということを実現するのかもしれない。

そして

もしかしたらそんなことが、学校に行きたくないという

子どもや親たちに課せられているのかもしれないと思ったりして。



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どうやら,我が子は学校に行きたくないらしい と分かった時、 親は、この子にどうしてあげたらいいのだろうと必死で考え、支えようとします。 お気持ち、わかります。 お母さん、お父さん、自分のつらさは語ってはいけないのだと思っていませんか? 小さな声を聞き逃したくない「うさぎの耳」です。

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