「うちの子、不登校でね」といった時、「あら大変!早く学校に戻れると良いわね」という返事をされることが多い気がする。
子どもの学校が嫌だ、というキモチの原因が取り除かれて、元の暮らしに戻ることができる…確かにそれが一番だ。朝おきて、学校に行って、友達と遊んで、授業を受けて、給食を食べて…そんなふつーの暮らしに「戻る」ことが、一般的なゴールなのだろう。
自分の経験からいえば…そのゴールはものすごおおおおおおおおく遠かった。
フツーに戻るために、息子があるべきフツーの姿になるために、あらゆる努力をしてきたと思う。息子を叱り、励まし、笑わせ、泣かせ、傷つけた。いろいろな人に頭を下げた。私自身も泣き、怒り、嘆き、呪い、傷ついた…。それでも、みんながフツーにやっているところには、なかなかたどり着かなかった。
フツーのラインに戻った!という瞬間も何度かあったけれど、結局一瞬のことだった。まもなく「ああ、やっぱりだめか」の時がやってきた。
その度にまた、息子を、励まし…人に頭を下げ、私も泣き…を繰り返した。
最近になってやっと気付くことができた。
これはゴール設定のミスにほかならなかった。
一般的とか、フツーとかいうところをゴールにするべきではなかったのだ。
それから「私はこうだった」というような自分の過去の経験をあたかも「フツー」の範疇であったかのように思うべきではなかった。
自分自身にあったやり方で、自分自身で決めた目標にむかって、自分の時間で進めるようになることが、子どもたちの成長の意味だろう。
(親が単独でそれをサポートするのは、非常に困難かつ猛烈にエネルギーを使うことだけれど)
いまだにちょいちょい、同じことをやっては息子とバトルになることがある。「フツーはね」「アタシは昔ね」私がフツーだと思っていたことも、真実にフツーであったかどうかはさっぱりわからない。
100人が100通りの人間なのだから、見本とか模範とかはありえないのだという単純な事実を頻繁に見失ってしまう。
小さい小さい力だけれど
この「ひとり」のための教育やサポートが考えられたらいいと思っている。
そのうち、みんなにひろがるはず。
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不登校生とママを応援したいと思っています
ママは不登校生ママのお茶会でほっとすることを体験
子どもは学校ギライの寺子屋で勉強って楽しいってことを体験
それから、不登校生徒がシアワセになる方法を考えるデリバリーカウンセリング・コーチングを♪
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