不登校問題っていうけど、ホントにそれってモンダイでしょうか。…つまり、その、子どもが学校に行かないっていう状況が見えているけど、本当のモンダイは別にあるかも?ってことです。
不登校問題だけではなく、たいていの困りごとは、異なる様々な性質の物事が絡み合って引き起こされているものだと思います。
不登校ということに関して言えば、私が思いつくだけでも、教育システムの問題、日本の文化的背景の問題、精神疾患や発達障害についての理解や対策についての問題、役所・学会の縦割り体質…etc. こうした日本の社会情勢の中に、個々の家庭、親の価値観、学校や地域の環境が関わってきますから、複雑さを極めます。
「問題」が発生すると、「原因」を突き止めてそれを排除するべく動きたくなるものです。もちろん、それが最も効果的で即効力のある場合がほとんどでしょう。でも…不登校の問題には、そのやり方はあまり適さない、というか、意味はないと断言してしまいます。
なーんか、学校に行きたくないなあ…と思うきっかけは、友達とのささやかな言い争いだったり
先生に注意されたことだったり、課題がどうしても終わらないことだったり、と様々です。
じゃあ、そこがクリアできれば学校に戻る気になるのかっていうのは、甚だギモンです。
「ケンカした友達も『ごめん』っていってるぞ
叱り方が悪かったな、もう一度話しあおう
課題はこれから何とでもなる、協力するよ」…と先生に言ってもらえたら(口先だけでなく学校の現状もしっかり変化しているとして)、次の日から何事もなく学校に戻るでしょうか?イヤなことを言うようですが、しばらくするとまた別の理由で学校に行きたくない!が再開される気がします。
いや、こうした小さな個々の事例ではなく、大きな視点に立って、日本の教育システム自体に大きな欠陥があるからだ、という人もいます。個性を重視する教育といいながらも、旧態然とした全体主義や集団行動を是とするのが日本社会ですから、「みんなとおなじ」ように出来なかったりなれなかったりする子は学校に居づらくなりがちです。
勉強あるいはスポーツ、に特化した順列評価しか行われない教育システムや平均的高水準を目指す国民性を変革すべきだ!!!…と、社会運動を開始している間に、小学校の不登校生だった我が子は成人年齢になっているかもしれませんね。
学校のせいで、友達のせいで、この子自身のせいで、親のせいで、教育システムのせいで、先生のせいで、…この原因探しにあまり意味はないように思います。
ここが問題だ!と見えているところに本当に問題があるのかどうか、わからないからです。煙が出て、火事だ!火を消せ!と慌てても、水をかけるか、まず燃えそうなものを片づけるのか、何よりもすぐ逃げるべきか、よく見て判断しなくてはいけません。もしかしたら、濛々と立ちこめて見えた煙は、ちょっとしたお線香のものかもしれないし、ドライアイスの水蒸気だったかもしれない。
それは本当に問題ですか?そこじゃないところに別の「モンダイ」はないですか。
でも、慌てふためいている当事者だけではどうにも見えづらいので、本人と親と第三の眼差しが必要なのです。
なんと言われようとやはり先生にモンダイがある、というようならそこをどうにかする方法を考えましょう。教育制度を変えて行くべきだとお考えなら、道筋を相談しましょう。でも、実はそういうことはあまり必要じゃないかも、という気がしているんですが。
本当のモンダイはどこにあって、それをどうしたらいいのか。
見つけるお手伝いをさせて下さい。
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