電話に出ることがコワイ

「○○さん、いらっしゃいますか」20世紀後半、恋人と電話で話すのには、まだ多少の関門がありました。電話が一家に一台なのがフツーだったので、家族の誰かが出ることが多く…。「なんだ、貴様、ゆるさん!!」というようなオヤジさんはもう絶滅していたけど、やっぱり、お父さんやお母さんが出ると、気まずいような、恥ずかしいような。電話をかけるのにちょっと勇気が必要だった時代です。

電話を取る方もけっこう緊張してました。あ、この電話は彼からだ、などと感づくのでまっさきに走って出たりして…。いやあ、微笑ましい時代ですわん♪


なんでこんな話をするかというと

先日、ある不登校生が「ネットでできる友人は趣味やら生活やらがある程度分かっているから安心、実際に〈会う〉人は何が好きでどんなことをやってるのかが全くわからないからコワイ」といった話し【ネットで始まる友情】をブログに書きました。そしたら、今日、ある人が聞かせてくれました。


「新入社員がね、電話に出るのがコワイっていうんです」

え?電話に出るのって新入社員の最初の仕事でしょうに。どうして?

「どこの誰から掛かっているのかわからないのに、その人と話すなんてって」

あああ、番号通知やら携帯が子どもの頃からあった時代の人たちですね。じゃあ…

「電話を誰かに取り次ぐ、っていうことを会社に入って初めてやるんです」


家の電話が鳴る。とる。電話の向こうの相手の緊張した感じの声を聞いて、あ、これはお姉ちゃんのカレシだなとか、丁寧すぎる口調で「お父様いらっしゃいますでしょうか」っていうのはセールスだなとか、子どもの頃から自然に判じたものだけど。そうかあ、初めてか。そりゃあコワイね。知らない番号の知らない人からの電話を、「シャカイジントシテノセキニンアルタチバ」で取らなくちゃいけない。そしてたぶん、相手の人は自分以外の誰かに用事があるんだから。


プライバシーの保護というのが必要以上に神経質に叫ばれて、クラスの友人の住まいや電話番号さえわからない。反面、普通は外に見せない姿や言葉を世界中に発信している個人が少なくない。実際に会ったことのない人の顔や家族との旅行や今日食べたものをとても良く知っていたりします。

なんだか、変なことになっているなあ、と思うのです。

まあ、ネット社会で生きやすくするために、絵文字やらスタンプやら動画やらで情報に厚みをだそうとワカイモンも工夫しております。表に出てこない気持ちや雰囲気を伝えようとしてね。やっぱり、人間ってわかってほしい、つながりたい、愛したい、愛されたい…なんですな。

ネットでのコミュニケーションはもっともっと進化して行くのでしょうけれど、遠い人や、今まで繋がれなかった人同士が連絡を取り合えるようになったのだから、やっぱり会いましょうよ、実際に。こわがらず。

何かが生まれますよ、きっと。



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不登校生とママのお手伝いをしたいと思っています

ママは不登校生ママのお茶会でリラックスと情報収集

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不登校生ママのお話聴きます うさぎの耳

どうやら,我が子は学校に行きたくないらしい と分かった時、 親は、この子にどうしてあげたらいいのだろうと必死で考え、支えようとします。 お気持ち、わかります。 お母さん、お父さん、自分のつらさは語ってはいけないのだと思っていませんか? 小さな声を聞き逃したくない「うさぎの耳」です。

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